視覚優位。
障がいをお持ちの方は、ある能力が突出して優れている場合があります。
その一つが視覚優位です。
グループホーム友の利用者様たちも目から伝達される情報に対してものすごく注意が向いたり、我々が普段気が付かないような細かい細部にまで目が行き届いていたりします。
また、発語の無い方とのコミニュケーションは音声言語より絵やジェスチャーの方が上手く伝わったりします。
実際には言語と絵と両方を用いた方が良い方や、言語と絵の両方だと情報が2つあるため混乱する方もいたりと…
その人に合ったコミュニケーション方法を選びます。
今回のブログは前回のブログの内容の続きです。
グループホーム友では衛生面の強化を行っています。
強化といっても、実は今まで歯を磨いていなかった…
風呂に入っていなかったからやりましょう…というわけではもちろんありません。
利用者様の個々の能力を伸ばして自分一人でできる部分を増やしていく支援を行っているということです。
「できる部分を増やす」これは社会福祉法人SHIPの全グループホーム共通の理念でもあります。
衛生面に関しても冒頭で説明した視覚優位を活かすためのツールを使用して支援にあたっています。
職員が模型を使って磨き方、磨く場所を視覚的に示します。
利用者様が絵を見ながら、絵に合わせて歯を磨いていきます。
利用者様それぞれに適したツールを採用しています。
もともと使用を予定していた人とは別の人にもツールの効果が見られることもあり、試行錯誤しながら今後も支援にあたっていきます。